建武中興十五社の一つである鎌倉宮へ参拝、小岩宮司様にご挨拶に上がらせていただきました。
鎌倉宮は、後醍醐帝の皇子・大塔宮護良親王をお祀りされている神社。
建武中興が成って間もなく、大塔宮の優れた先見の明を畏れた足利尊氏の奸策によって捕縛され、ちょうどこの地にあった東光寺の土牢に幽閉されてしまいます。
そして、遂には、中先代の乱の混乱に乗じて、尊氏の弟・直義は、刺客を土牢に差し向け、大塔宮は僅か28歳の若さで薨じられました。
土牢は、今もご本殿の裏に遺されており、宮司様にご案内を賜りつつ拝見させていただきました。
宮の余りに凄惨なご最期の様子がひしひしと伝わってくるようで、宮のお気持ちは如何ばかりであられたかと思うと、とても胸が苦しくなりました。
また、宮司様からは、正式参拝、そして、非常に貴重な御教授を沢山賜り、お心尽くしのご厚遇を賜りました事、感謝に絶えません。
数十年ぶりに鎌倉宮参拝を果たす事ができ、また、宮司様との再会も果たす事ができ、とても素晴らしい一日となりました。
小岩宮司様に、重ね重ね、深謝御礼を申し上げます。
誠にありがとうございました。
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